第十稿「経営的、普遍的な見方」
こんにちは。
本日は「経営的、普遍的な見方」について。
第九稿で記載した“マーケット”を創ることに対しての“ポイント”なのだが、
「逆転の発想をし“錯覚”を創る」
ということが非常に大切になる。
消費者を、社員を、良い意味で“騙す”のだ。
そういうマーケットを創ることが成功の鍵となる。
どういうことかと言うと、
よく街中にある“カフェ”は、消費者、社員目線であれば“飲食業”である。
しかし、経営的、普遍的な見方をした場合、“カフェ”は“レンタル業”や“不動産業”と見ることが出来る。
何故ならば、一部のお客様を覗き、大半は、どうしてもそのお店のコーヒーを飲みたいから来店をしている訳ではなく、
・空き時間を潰しに
・打合せをするために
・仕事をするために
・休憩場所として
etc
などの理由がメインで、結果としてドリンクを注文しているだけであるからである。
つまり、「スペースを利用したい」ために、ドリンクを買うのだ。
つまり経営者は、全体のスペースを椅子やテーブルを配置することによりいくつかに区切り、“1区画毎スペース”を売っているのだ。
1人の平均利用時間が1hだとし、コーヒーが1杯500円、1杯の原価が20円だとした場合、
カウンター席であれば、
“80cm×80cmのスペースを、1h480円でレンタルしている”という考えになる。
また、同じような発想で、
フランチャイズ展開をしていく店舗であれば、その“知名度”と“ノウハウ”をセットに販売している“不動産業”と言える。
実際にマクドナルドの創設者が、そのように語っている事実がある。
~実例~
マクドナルドの創業者、レイ・クロックが
スタッフにこう聞いた。
レイ・クロック「わたしたちの仕事はなんだ?」
スタッフ「ハンバーガーを売ることです!」
レイ・クロック「違うよ。わたしたちの本当のビジネスはハンバーガーを売ることじゃない。不動産業だよ。」
~実例~
このように、何事にも“戦略”がある。
100%勝てる方法というのは、まず不正などを行わない限り存在しないが、
勝ちの確率を限りなく100%に近付くように引き上げることは、
戦略次第、考え方次第で、可能なのである。
このような考え方は、一見「理屈的」「偏見」だと思われるのだが、当然である。
何故ならば、99.9%の人は成功出来ず、0.1%の人が成功する訳なのだから、0.1%の考え方を持たなければ、いつまで経っても上手くいくはずがない。
寧ろ、大半がそのような戦略など考えずに経営をするので、5年以内で潰れる会社が多いのではないかと、推測している。
◎会社生存率(中小企業対象)
※国税庁調べ
~100社が生き残る確率~
5年後⇒約14/100社(14.8%)
10年後⇒約 6/100社(6.3%)
20年後⇒約 0/100社(0.4%)
勝ちたいのなら戦略を練ろう!
※このブログは社会において、自分のような“弱者”がいかに賢く仕事をしていくかを綴ったブログである。
あなたが社会において、“強者”であるならば参考にはならない。