井上寛基「誰でも解る!易しい経営戦略の身に付け方!」

第三十稿「予防線」

こんにちは。
本日は「予防線」について。

何においても、予防線を張っておくことは大切である。

予防線を

張っておかない場合、
「当たり前」か「悪印象」
の二つの可能性に対して、

張っておく場合、
「ミス軽減」か「好印象」の
の二つの可能性となるからである。


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具体的に“遅刻”を例とする。

「15:00 待合せ(駅から3分の場所)」
に対して14:55着の電車に乗れた場合、

・遅刻する報告をしない場合
・10分程遅刻してしまうことを電車に乗った段階で報告を入れておく場合

では後者が“予防線”を張っているパターンになる。

前者の場合だと
「時間通りに着く」は当たり前なこととなり、「遅刻する」は事前連絡無しの悪印象となる。

後者の場合だと、
「遅刻する」は当たり前なこととなり、「時間通りに着く」はむしろ若干「好印象」となる場合が多い。


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・万が一電車が遅れてしまったら
・万が一駅から迷ってしまったら
・万が一何かあったら

とにかく“万が一”を考え、多めに見積もっておくことが大切である。


遅刻の可能性がゼロでないのであれば、
「10分遅れる」と予め連絡を入れておいて、
時間丁度に着いた方が好印象であるのだ。

※遅刻に関してはしないに超したことはないが。


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「納期」を例に出してもそうである。

5日で仕上げられるものを、納期5日で出してしまっては、何かあったら“遅れる”しか選択肢が残らない。


納期7日で出しておき、通常通りに仕上がれば、5日で納品すれば良い。
何かあれば、7日で納品すれば良い。

5日で納品された場合、「思ったより早かった、頑張ってくれた」と好印象になるに違いない。


このように予防線を張ることで、

相手方からの「自分の印象の“すり替え”」を行うことが出来る。


人間なのでミスをする。

しかし、

「そのミスをいかに“早い段階でリカバリー”して“良い印象へとすり替える”ことが出来るか」

が生き残るポイントであると言える。



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※このブログは社会において、自分のような“弱者”がいかに賢く仕事をしていくかを綴ったブログである。
あなたが社会において、“強者”であるならば参考にはならない。