第四十四稿「労働依存」
こんにちは。
本日は「労働依存」について。
まず、根源的に認識しなくてはいけないことは「自分にしか出来ない仕事」というものは職人でもない限り滅多にない。
ということである。
人は誰しも、
「誰にでも出来る仕事」「あなたの代わりはいくらでもいる」
と言われるよりも、
「あなたにしか出来ない仕事」「あなたでないと困る」
と言われた方が気分が良いし、そうでありたいと願う。
そうやって、会社は人を囲い、労働者は自分を奮起させるのだ。
しかし良く考えてみてもらいたい。
「自分にしか出来ない仕事」など滅多にないのである。
人並外れた・ずば抜けた
“センス”“特殊能力”“感覚”“容姿”が必要な職業以外は、
全てが「覚えれば出来る仕事」つまりは“誰にでも出来る仕事”なのである。
この認識を間違えてしまうと、労働依存に陥ってしまう場合がある。
自分にしか出来ないから
・休んだら迷惑をかける
・他人に任せられない
と思い過度な労働をしてしまうのだ。
知らぬ間に労働依存に陥っているのだ。
自然と自分を過大評価し、周囲を過小評価してしまっているという証拠である。
その結果、仕事を抱え込み過ぎてパンクしてしまったり、体調を崩してしまったりして、大迷惑をかけてしまうこととなる。
会社での実務も仕事であるが、
・社員との信頼関係の構築
・自己分析
・睡眠時間の確保
・ストレスの軽減
・健康の維持
これらも仕事の内である。
人並外れた・ずば抜けた
“センス”“特殊能力”“感覚”“容姿”がない中で、
特別な存在になりたいのであれば、
実務というのは「誰にでも出来る仕事」であるという認識を持つことが大切であり
常に冷静な判断が出来る精神状態を築き上げることが一番の近道であると言える。
※このブログは社会において、自分のような“弱者”がいかに賢く仕事をしていくかを綴ったブログである。
あなたが社会において、“強者”であるならば参考にはならない。